【TOEICリスニング】「たらいまわし」を知ればPart2はあと15点伸ばせる
t昨年5月のTOEICでリスニング満点を取りました。
…といっても、直近の試験では470点に下がってしまったのでまだまだ不安定です。夢の990点を目指して今後、高確率で満点を取れるようになっていきたいところです。
<リスニング最難関はPart2>
さて、そんなTOEICリスニングで最もやっかいなのはPart2だと思っています。Part3や4も難しいのですが、これらはある程度長い会話文であり、それだけヒントが多いということです。ちょっとくらいなら聞き取れなくても、話の趣旨や流れを推測して正解を選べることがよくあります。
一方で、Part2はそれぞれの問題文が一瞬です(2~3秒程度)。その一瞬を聞き取れなければアウトです。また、単語数が少ない分、聞き取れなかった単語があった場合のインパクトがPart3や4の比ではありません。
こんな感じで、私も「え?何?今の?」とか「選択肢を見ても全然わからんぞ…」といった事態に時々陥ります。長い2時間のほぼ序盤なので、ここでミスが多いと気持ちが萎えてしまい、その後の問題にも悪影響しがちです。
本記事では、同じようにPart2に苦戦されている方も多いかと思いますので、Part2の学習をする中で気づいたノウハウをいくつか紹介します。
<「たらいまわし」回答は正解の可能性大>
Part2では質問に対してふさわしい回答をしている選択肢を三択で選びます。たとえば
- Are you a teacher ? ⇒ Yes, I am.
という感じです。Be動詞で始まる質問はYesやNoを選び、Whenで始まる質問は時期を、Whereで始まるなら場所を答えている選択肢を選ぶのが基本になります。
しかし!それではみんな正解できてしまうので、作問者はヒネリを入れています。たとえば(日本語で説明します)、
- X Japanのライブはいつ(When)開かれますか?
⇒ それはホームページに書いてあります。
みたいなケースです。Whenの疑問文なのに時期で答えていないんですね。しかし会話としては成立しているので、これが正解の選択肢となります。
余談ですが、受験者を惑わせるために、作問者は選択肢に「桜は3月末に咲きます」みたいなのを紛れ込ませます。もちろんこの選択肢では会話になっていないのですが、「3月末」という時期が含まれているので、そこだけ聞いたらこれかな、と思って選んでしまうわけです。
さらに余談ですが、ワナの選択肢として「I am Japanese.」みたいなものもあります。質問文で「X Japan」と聞こえていたから、もしかしたらJapanつながりでこれかな?と選んでしまうわけです。あちこちの参考書やサイトで言われていることですが「質問文で聞こえてきた単語と同じ or 似た単語を含む選択肢」は高確率でワナです。
話を戻して別の例。
みたいな出題もあります。これもYes/Noで始まる選択肢を探すとドツボにハマるわけです。
このように「ホームページ」とか「トム」とか、「自分は答えを知らないので、他の誰か・何かにあたってくれ」的な返事、つまり「たらいまわし」な選択肢が正解になることがちょくちょくあります。まとめると、
- 文法どおりの解答(Whenだから時間・時期とか)を探しに行かないこと
- 「たらいまわし」選択肢が高確率で正解になりうること
- 質問文で聞こえてきた単語を同じ・似た単語を含む選択肢は要注意
これを知っておけばPart2の誤答を数問は減らせるはずです。
<「わかりません」も正解の可能性大>
「たらいまわし」に似ていますが、Part2で最強の選択肢は「わかりません」系です。
どれも質問に答えられていませんが、どれも会話としては成立しています。
なので、"I don't know."とか"I'm not sure."などが出てきたら(経験上)高確率で正解となるわけです。
<「第3の選択肢」も正解の可能性大>
「コーヒーと紅茶、どちらにしますか?」のような質問の場合、答えにコーヒーや紅茶を登場させてしまってはみんな正解できてしまいます。よって、
- コーヒーと紅茶、どちらにしますか? ⇒ 緑茶はありませんか?
- 明日と明後日、どちらが都合がいい? ⇒ 来週でもよいですか?
のように第3の選択肢が出てくることが多いです。
「2つのうちどっち?」系の疑問文が来たら、その2つの選択肢(コーヒーとか紅茶とか)を必死に探しにいかないことが肝心です。
以上、ご参考くださいませ。